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「疾走」・・・小説と映画

小説を読了し、映画をDVDで鑑賞しました。

こんなに悲しく短い人生があっていいのか・・・って・・・誰かとつながりたい、誰かと一緒に生きたい・・・そして自分自身を犠牲にして逝ってしまったシュウジが、新しい命と希望を残していった。
物語の語り部が誰なのか・・・最後に明かされた時は少し意外でしたが、この小説のテーマと一番深く繋がりがある人物・・・ということなのかな・・・と時間がたつにつれ納得できました。
シュウジは聖書の「ヨブ記」を何度も読んでいましたが、彼の心の叫びが「ヨブ記」によって客観的に表現されていて・・・ヨブとシュウジが重なりあって・・・
ラストは、あまりに辛くて胸が締め付けられそうでしたが、シュウジにとってはやっと繋がることができた大切な人への精一杯の思いを込めた行動だったのかな・・・と思います。

小説を読んでいる間は、まだ見てもいない手越くんのシュウジがイメージとして浮かんできて、あまりに激しく辛く苦しい内容に、不安が募る一方でした。
でも思い切って見ました。
シュウジは15歳ですが、映画を撮影していた当時の手越くんは17歳だったのですね。
彼は童顔なので、中学生としてまったく違和感はありませんでした。
この映画は、小説を読んでいないと、もしかしたらすぐには理解できないかも知れないと思いました。でもそれは自分が読んでから見たからなのであって、映画を最初に見たら、それなりに受け入れられるのかなとも思います。小説にある激しい部分は、直接表現されてはいませんでしたが、場面がないわけではないので、何かすごいことが起こったんだな・・・ということはわかります。ただ、シュウジが人を殺めてしまう理由付けとしてはちょっと弱くなってしまったかな・・・と思いました。
とっても淡々とした映画でした。でもその中にも、シュウジやエリ、神父様・・・出てくる人たちの悲しみや苦しみは強く表現されていました。
手越くんの演技については賛否両論あると思います。実際彼は、この映画が初めての演技体験だったそうです。ただ、ことシュウジに関しては、彼のたどたどしい台詞回しや、感情があまり表れない表情が、かえって効果的だったのではと思いました。監督のSABUさんが彼にラブコールを送ったのもわかるような気がします。それくらいシュウジは感情を心深くにしまいこんでしまうような少年でした。

この小説と映画に出会えたこと・・・とっても衝撃でしたけれど、とても良かったと思っています。
特典映像に入っていた手越くんの素の笑顔にはかなり救われました。あまりにシュウジが辛かったので・・・
そして、これからの手越くんが、良い作品にまた出会えるように・・・と心から願っています。

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疾走

最近、NEWSの手越祐也くんに興味を持ってきて・・・
彼が主演した映画「疾走」を見てみたい・・・と思いました。
かなり重い作品のようなので、まずは原作を読まなければと思い、
今日から読み始めました。

最初から今後を暗示させる重苦しい展開で、どうなってしまうのだろう・・・と思っています。分厚い上に、2段構成で・・・読み応えあります(^^;)
読了したらまた感想を書きたいと思っています。

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