痕跡

あの日突然、稲妻のような衝撃と
そよ風のような優しさが
私の心を通り抜けていった
わけもわからずあとを追った
ひたすら走り、息を切らし
がむしゃらに探し求めた

人は皆、ほんの僅かの出会いでも
向かい合ったその人の
心の深い奥底に
小さな足跡を残していく
足跡は消えることなく
永遠の痕跡となる

どこまで追い続けるのか
いつまで探し求めるのか
いつの日か、私の心の足跡が
思い出という痕跡になった
これこそが終息というものなのだろうか
終息…なんという物哀しさ
この心の渇き

あの衝撃、あの優しさ
懐かしく強く、今も求め続ける

(1995年作)

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別れ(2007.5.4)

4月4日に父を亡くしました。
1月2日に緊急入院して以来の闘病生活でした。
一ヶ月過ぎた今も、父がいない現実を受け止めることが出来ないでいます。
いつも近くにいてくれた父…すべてにおいて頼れる大きな存在の父でした。

父は私にとって理想の男性でした。結婚するなら父のような人…と思うくらい尊敬していました。
何よりも家族を大切にする人でした。
入院してからは次々と苦しみを与えられ続けましたが、最後の一週間は自宅に帰ってくることが出来、そして、母、妹、私の3人が見守る中、静かに旅立ってしまいました。
病院の担当医から学会発表ものだと言われるくらい珍しい病気になってしまっても、最後まで生きることへの希望を捨てなかった父でした。
登山やハイキングが何よりも好きだった父、入院した直後に下半身麻痺になり、最後まで寝返りすら自分では出来なくなってしまった父…
すべての治療が裏目に出て、最後はただ衰弱するのみだった父…
もう少し何か出来ることはなかったかと、ただただ後悔するのみです。
最後の一週間、意識ももうはっきりとはしていなかっただろう父を自宅に連れて帰ったこと、最期がとても安らかだったこと、看取った後も家を離れるその日まで、家族4人で過ごせたこと、たくさんたくさん父に触れることができたこと、それだけが私達家族、母、妹、私の心の救いです。

もっともっといろんな話をしたかった…最後の方は声を出す力もなくなった父が、一生懸命に話している言葉を聞き取ってあげることが出来なかったことが、悔しく、悲しく、どうしようもないくらい心残りです。

父にはたくさんのことを教えられました。 父の生きる姿勢が大好きでした。
しっかりと心に刻んで生きていこうと思っています。

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あなたの中の最良のものを

人は不合理、非論理、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい

あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう
気にすることなく、善を行いなさい


目的を達成しようとすると、邪魔立てする人で出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい

善いことをしても、

おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい

あなたの正直さと誠実さとが、
あなたを傷つけるでしょう

気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい


あなたの中の最良のものを、世に与えなさい

蹴り返されるかもしれません

でも気にすることなく、最良のものを与え続けなさい

(マザー・テレサ)

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無題

あの山の稜線・・・は、どこまで続いているのだろうか。
まだ誰も訪れたことのない、無限の愛に続いている・・・かも知れない。
堪らなく、そう思う。

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心・・・とは虚しいもの
いつも心は心に惑わされ、踊らされる
辛く、苦しいもの
そして人は心の思うままに歩み続け、傷つき倒れる
素直に信じ、倒れ、疑い、また倒れる
心に引きずられる人というものは、とても悲しいもの
信じて裏切られ、裏切られても信じる心
悲しい心、そして捨てられる心
心は宙をさまよい、そして消える
高い頂から、地の底の深く暗い、そして静かな場所へ落ちていく
永遠に変わることのない静かな場所
そして永遠に暖かな場所
人はその暖かな場所を求め、旅を続けている
そして誰もがいつか、いつの日か必ず辿り着く
暖かなところ
淋しく悲しい心と共に
永遠に憩うところ

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